【取引所】取引所とは?役割や販売所との違い

Googleで暗号資産を手に入れる方法について調べると、取引所や販売所のランキングやその使い方について取り扱っているサイトが検索結果に表示されます。

暗号資産の入門書などでも、初めて手に入れるのに販売所をおすすめしているものがほとんどです。

暗号資産に限らず何かを購入する場合、お店に行ったりWEBサイトで品物を日本円で買います。

扱っている品物が暗号資産であるお店が、暗号資産交換業を営む企業が運営する、取引所や販売所なのです。

これだとちょっと雑・・・というか、暗号資産は財産に関わるものなので軽すぎますね。

なので、今回は取引所や販売所について書いて行きます。

販売所とは?

最初に例を出した、暗号資産を売るお店というイメージに近いのは販売所となります。

販売所は暗号資産交換業者が取り扱っている暗号資産の内、所有している暗号資産をユーザーに売ったり、ユーザーが所有している暗号資産の買取を行っています。

販売所とユーザーで取引を行っていることになりますね。

国内の販売所であれば、アカウントを開設することで暗号資産交換業者が取り扱っている暗号資産を日本円ですぐに購入することができます。

取引所とは?

取引所では、ユーザー同士の取引の仲介を行っています。

暗号資産を売りたいユーザーの提示する金額と、その暗号資産を買いたいユーザーの提示する金額が一致した場合、取引が成立します。

取引の対象となるのは日本円などの法定通貨と暗号資産だけではなく、暗号資産同士でも可能です。

どんな役割?

取引所と販売所は、暗号資産の取引を便利にするのが主な役割です。

暗号資産はデジタル資産なので、ネットワークに繋がっていないと取引することはできません。

となると、ブロックチェーンをもとに発行される暗号資産は、ブロックチェーンネットワークに参加するノードとならないと取引できないのでは?・・・と思うかもしれません。

そうすると、クライアントをダウンロードしたり・・・と手間がかかることに。

ブロックチェーンネットワークにノードとして参加しなくても、暗号資産取引を行える場が取引所や販売所なのです。

暗号資産交換業者が運営する販売所や取引所にアカウントを開設することで、アカウントに紐付けられたウォレットが生成されます。

そのウォレットに取引で使用する秘密鍵が保管され、暗号資産取引が可能となります。

アカウントを開設したユーザーのウォレットを管理しつつ暗号資産を守り、取引を円滑にしてくれるのが取引所や販売所なのです。

ブロックチェーンについてはこちらをどうぞ!

販売所と取引所の違いは?

販売所と取引所の違いは、暗号資産の売買をする相手が違います。

それぞれの簡単な説明のところでも書きましたが、

販売所 → 暗号資産交換業者とユーザーの取引
取引所 → ユーザーとユーザーの取引

となります。

少し話がずれますが、ここまで「暗号資産交換業者が運営する取引所や販売所」と書いてきましたが、暗号資産交換業者のほとんどは取引所と販売所の両方を運営しています。

で、暗号資産交換業者は企業なので、利益を出さないと運営できません。

利益は手数料という形で生み出していますが、その出し方が販売所と取引所で異なります。

販売所は暗号資産交換業者とユーザーの取引なので、業者が指定した売価でユーザーが買い、指定した買値でユーザーが売ります。

その差をスプレッドと言い、それが暗号資産交換業者の利益となります。

取引所の場合は、暗号資産交換業者が用意した取引の場でユーザー同士が取引を行います。

そのユーザー同士の取引の仲介手数料が、暗号資産交換業者の利益となります。

販売所 → 暗号資産の売値と買値の差が利益
取引所 → 取引の仲介手数料

ということです。なので暗号資産の購入を考えた場合、販売所の方が高く、取引所の方が安くなります。

しかし、取引所はユーザー同士の提示価格が一致しないと取引が成立しないので、いつ買えるかわかりません。

一方、販売所は暗号資産取引業者の提示した価格さえ払えば、暗号資産を手に入れることができます。

なので、初めて暗号資産を買ったり、少しずつ確実に買い増して行くなら販売所、細かく取引するような投資を行いたいのであれば販売所、という使い分けができます。

どの取引所が良いか?

・・・と書きつつ、どこかの取引所をここで紹介するつもりはありません。

というのも、取引所によって取り扱っている暗号資産が違うからです。

自分が使いたいサービスで利用されている暗号資産を取り扱っている取引所じゃないと、利用する意味はありませんし。

とはいえ、初めての方であれば国内の暗号資産交換業者をおすすめします。

日本は世界でも先駆けて、暗号資産交換業者に規制を掛けています。

①暗号資産交換業者は金融庁へ登録すること
②ユーザーの本人確認を行うこと
③取り扱う暗号資産の情報をユーザーに提供すること
④預かり資産と運営資産を分けて管理すること

・・・という4点を始め、いまでも暗号資産の変化により様々な規制が追加されています。

資金決済法や金商法などで様々な規制が議論されているようですが、

・暗号資産をマネーロンダリングといった金融犯罪に使われないようにする社会的な意味合い。
・暗号資産はデジタル資産であり国民の資産を守るための措置を取る。

この2つが主な内容と考えられます。

実際に世界的な問題となったFTXの破綻に対しても、FTX JAPANは世界に先駆けて資産の変換ができるようになったと報じられました。

どんなにセキュリティを強くしても何があるかわからないのがデジタル犯罪でもあるので、暗号資産のことを学び始めたり使い始めるにあたり、国内の暗号資産交換業者を利用するのが、安全だと思います。

暗号資産の扱いや取引に慣れたら、海外の暗号資産交換業者を利用し始めるのも良いかもしれません。

話題になっていても国内の暗号資産交換業者が取り扱っていない銘柄もありますし、最新のテクノロジーに近い暗号資産はやはり海外の暗号資産交換業者のところでしか買えない印象です。

これも、実際には価値のない詐欺のような暗号資産も数多くあることから、日本の暗号資産交換業者が取り扱う銘柄を慎重に選んでいるからではありますが。

なので、まずは日本の暗号資産取り扱い業者の中から、利用する取引所を選んで見てください。

分散化とは反対のサービス

とはいえ、暗号資産やブロックチェーンが生まれた理念には、分散化により個人同士がトラストレスな取引を直接できるようにすることでした。

それは、中央集権的な今までの金融サービスにより、非効率で可用性の悪い取引が問題視されたためです。

他にもセキュリティ面やプライバシー面でも問題視されていました。

この取引所や販売所はユーザーの情報が集まりますし、取引もユーザーが取引所や販売所に指示を出すことでなされます。

ある意味、中央集権的な状況が暗号資産交換業者によって生まれてしまっているわけです。

そんな状況を問題視する人もいるようですが、自分としては現時点ではそれで良いと思います。

というのも、暗号資産を利用する状況は人により様々だからです。

値動きが激しいという特徴があるので、常にチェックできる人は良いかもしれませんが、多くの人はそうではないと思います。

そもそも、投資先としてではなくサービスを利用するために暗号資産を購入することを考えている人もいます。

また、暗号資産に関連して一般的に報じられることはマイナスなニュースが中心なので、いまだに怪しいモノというイメージの方が強いと思います。

さらに、セキュリティ面においても、クラッカーは日々技術を磨いているので、個人で守り続けるには限界があるとも思います。特に資産が絡んでいますし。

普及もまだまだと考えると、暗号資産交換業者を通すことで安全・安心に暗号資産を利用できるのであれば、サービスとして十分だと思います。

株などの証券もその取引を会社に任せるわけですし、何も問題は無いかと。

自分が資産を安心して預けられる暗号資産交換業者を選ぶことも、分散化により実現するデジタル上での民主的な活動だと思います。

じっくりと調べましょう

少し話はそれてしまいましたが、取引所や販売所を利用することで、暗号資産取引を便利に行うことができるようになります。

とはいえ、絶対はありません。

大丈夫だと思っていた暗号資産が詐欺的なものだったり、暗号資産交換業者が業者本位の運営を行っていたり。

使う暗号資産に加え、利用する暗号資産交換業者の情報もじっくりと調べましょう。

日本国内で登録されている暗号資産交換業者であれば、規制の上で事業を営んでいることもありますが、販売している暗号資産についても念入りに調べた上で取り扱っているので、そこらへんの安心感はあります。

暗号資産を取引してもらうことで利益を上げる企業たちなので、信用してもらって利用してもらえなければ成り立ちませんし。

と言っても、あくまで自己責任でのことなので。慎重に決めましょう。

参考にさせていただきました。