ウォレットの種類と特徴

2024年3月12日

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Web3サービスを利用する場合、自分の暗号通貨やトークンを管理するウォレットは必須です。

自分の資産を管理するものなので、セキュリティを確保しつつ便利に使いたいものですが。

いざ探してみると様々なウォレットがあってびっくりするかもしれません。

なので今回は選ぶときの助けになるように、ウォレットの種類についてざっくりとですが書いて行きます。

オススメのウォレットについては別の記事で書く予定ですのでこの後は大まかな分類となります。

ウォレットの種類

ウォレットは、秘密鍵の管理方法やウォレットの保管方法によって大まかに分けることができます。

秘密鍵の管理方法では、カストディアルウォレットとノンカストディアルウォレット。

ウォレットの保管方法では、ホットウォレットとコールドウォレット。という風に分けられます。

カストディアルウォレットとノンカストディアルウォレット

取引所イメージ
※画像はイメージです。

カストディアルウォレットとノンカストディアルウォレットの違いは、ウォレットで保管する秘密鍵の管理者の違いにあります。

カストディアルウォレット

カストディアルウォレットでは、第三者または企業などの団体(一般的に「カストディアン」と呼びます。)がウォレットの秘密鍵を管理します。

例えば、暗号資産取引所のウォレットや、一部のウェブサービスのウォレットがこれにあたります。

カストディアルウォレットのメリットは、取引所などのサービスが稼働している間はいつでも取引ができ利便性が高いだけでなく、セキュリティやバックアップなどの面倒な作業を任せることができることです。

また、パスワードや秘密鍵を紛失しても、カストディアンに問い合わせることで復旧できる場合があります。

デメリットは、カストディアンに管理が集中することにあり、その運営を信頼する必要があることです。

これは、デジタル資産の分散管理によって、中央集権管理によって起きた様々な問題を解決しようとして開発されたブロックチェーンの理念からは離れてしまうことにもなります。

例えば、カストディアンがハッキングや不正などの被害に遭い資産を失うことになったり、サービスが停止してしまう可能性があります。

また、カストディアンが法的な規制や税務などに従わなければ、損害が発生する場合もあります。

その点、日本の法律ではそういったもしもの場合に備えて、暗号資産交換業者にユーザーの資産保護に関する厳格な基準を求めているので比較的安心です。

ノンカストディアルウォレット

ノンカストディアルウォレットでは、ユーザー自身がウォレットの秘密鍵を管理します。

例えば、ハードウェアウォレットやペーパーウォレット、一部のウェブブラウザやスマートフォンアプリのウォレットがこれにあたります。

ノンカストディアルウォレットのメリットは、自分で秘密鍵を所有し管理することで、暗号資産を完全に管理することができることです。

また、分散化とプライバシーを重視する人々に好まれています。デメリットは、セキュリティやバックアップなどの責任がすべてユーザーにあることです。

秘密鍵を紛失したり、盗まれたりした場合、資産を復旧することはかなり難しくなりますし、ユーザー自身で対応しなければなりません。

また、利便性や相互運用性が低い場合もあります。

このように、ウォレットで保管する秘密鍵の管理を、第三者に信頼して任せるか、自分自身で管理するかで分けることができます。

ホットウォレットとコールドウォレット

ウォレットのイメージ
※画像はイメージです。

続いて、ウォレットをネットワークに接続するかどうかによる違いです。

ホットウォレット

ホットウォレットは、インターネットに接続した状態で暗号資産を管理するウォレットです。

例えば、仮想通貨取引所のウォレットや、ウェブブラウザやスマートフォンアプリのウォレットなど、常にWEB3サービスやインターネット上に接続されているウォレットがこれにあたります。

ホットウォレットのメリットは、取引が簡単で即座に行え、DAppsやNFTなどのWEB3サービスも使いたい時に使えることです。

なので、投資目的の場合だと価格変動にリアルタイムで対応することができます。

投資目的ではなくても頻繁に利用することがあれば、いつでも利用できる状態であるのは大きいですね。

デメリットは、常にハッキングや不正などのセキュリティ面に懸念があることです。

常時ウォレットがインターネットに接続されているので、ウォレット自体やウォレットを保管している端末、利用しているネットワークなどの脆弱性といった、ブロックチェーン以外の技術によって発生する弱点を狙われる可能性があります。

また、ウォレットの提供者や管理者によって提示される利用規約や法的な制約などに従わなければならない場合もあり、ある程度利用が制限される可能性もあります。

コールドウォレット

コールドウォレットは、インターネットから完全に切り離した状態で、仮想通貨を管理するウォレットです。

例えば、ハードウェアウォレットやペーパーウォレットなど、必要な時にパソコンなどのネットワーク機器に接続するか、情報を入力するタイプのウォレットがこれにあたります。

コールドウォレットのメリットは、インターネットから切り離されていることで、ハッキングや不正などの脅威にさらされないことです。

また、自分の資産やデータを自分で管理できます。

デメリットは、利用のたびにウォレットを接続する必要があるため、暗号資産取引に手間がかかることや、サービスによってはDAppsやNFTなどは別のホットウォレットを利用しなければならない場合もあります。

また、コールドウォレットの機器を破損したり、ペーパーウォレットを紛失して秘密鍵を失った場合、資産を復旧することがかなり難しくなることです。

ウォレットネットワークに接続することによって便利にはなりますが、セキュリティに懸念が生まれます。

逆に、セキュリティを強固にすれば、利便性は低くなります。

なので、どのようにWEB3サービスを利用するかや、暗号資産の管理方法について考えるのは大切なことです。

用途に合わせてウォレットを選ぶ

以上が、大まかなウォレットの分類です。

それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。

なので、自分の目的やニーズに合ったウォレットを選びましょう。

ウォレットを提供するサービスによっては、複数のウォレットの特徴を持っているものもあります。

また、途中にも書きましたが、日本で認可を受けている暗号資産交換業者は、もしもの時の備えもあるので、ブロックチェーン技術を使ったWEB3サービスの利用になれるまでは、日本のカストディアルウォレットを利用するのも手です。

ウォレットを管理し利用するための、セキュリティや利便性のバランスを考えましょう。